歩いて世界一周するまでの話

3年後に徒歩のみで世界一周をします。

大学を休学して日本を歩いた話 2

こんにちは、小野トロです。

 

このブログは、3年後に歩いて世界一周の旅に出発し、

帰国後に学校を設立し、

日本の教育を改革し、行く行くはお国までも変えてしまおうぜ、

という若者の、その夢の過程を記録していくものです。

 

前回は、大学を1年休学して、47都道府県を徒歩のみで踏破する旅に出発した、

出発してからわずか2週間、京都から奈良、和歌山まで至った話をしました。

 

そして前回の最後に、2016年4月14日に、この旅の展開が大きく変わったという話をしましたが、

それは皆さんもご存知の通り、熊本で起こった震災です。

 

美談と捉えられたく無いので事実だけ話します。

 

幼少期に熊本に住んでいたこと。

休学の身で実質フリーに動けること。

大学でボランティアサークルに属していたため災害ボランティア経験があること。

 

主にこの3つの理由から、出発早々ではありますが、旅を中断して一旦熊本へ。

 

ちなみに、震災前の1年の予定は、

4、5月歩く

6〜8山小屋で住み込みバイトで旅費の補填

9〜歩く

というものだったのですが、

 

いくらフリーだからとは言えジリ貧で滞在を続けることもできないので、

予定通り山小屋へ行くことに。

 

その前の期間には、滋賀、福井、石川を歩きました。

 

この時点で歩いた都道府県は6。。。

 

一旦予定が変わったため、ここでスッパリ47都道府県全てを歩くことは諦めました。

 

予定を組み直し、

11月まで山で働き、

12月は充電期間プラス年明け以降の計画を立てて準備をし消化。(つまりはほぼ遊んでました)

 

1月から休学期間終了の3月までの計画は、

年始 ボランティア受け入れ先を見つけにバスで熊本へ

1月中旬 一旦関西に帰ってから歩いて熊本へ

2、3月 熊本に滞在してボランティア

というものでした。

 

年始は10年前に住んでいた時の知り合いなどのツテを辿ったり、

ネットやFacebookで震災復興関係のNPOを探して一軒ずつ電話してみたりと、

お手伝いさせていただけるところを探しました。

 

約1週間の滞在で、幸い親切にしていただき、仕事もくださる団体が見つかり、

2、3月の滞在に向けて短期でアパートも借り、

一旦関西へ帰りました。

 

そして歩いて熊本へ。

なぜわざわざ一旦帰って歩いたかと言うと、

やっぱり歩くために学校を休んだ1年なので、単純に歩きたかった。それだけです。

 

約2週間、西日本とは言え、真冬の旅は過酷でした。

中国地方経由のルートと、

四国経由のルートと悩みましたが、

四国経由を選びました。

 

正直この旅はあまり思い出がありません。

 

暖かくて降水や降雪は少ないという四国への勝手なイメージがあったのに

豪雪で凍えながら歩いたこと。

そのせいでゲストハウスで高熱を出したこと。

病み上がりのうどんが最高だったこと。

やたらとお遍路さんに間違えられたこと(途中から説明するのが面倒になり「お遍路さんですか?」と聞かれたら「はい、そうです。」と言っていました)。

道後温泉が良かったこと。

フェリーは楽しかったこと。

福岡の治安のよろしくない地域を知らずに歩いたこと。

八女の茶畑が絶景だったこと。

九州のうどんは柔らかめで、コシがあるほうが良いなと思ったこと。

ゴールの熊本で、アパートの契約開始日より早く着いてしまい、

宿も確保していなかったため、

せっかくのゴールなのにネットカフェに泊まったこと。

 

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意外とありましたね、思い出。

 

さて、熊本に着いてからの約2ヶ月間は

平日3、4日ほどは震災復興支援をしているNPOで仕事をもらい(お給料は貰っていました)

それ以外はその団体の方に紹介していただいたお茶農家さんのところへ行き、

主に畑作業、時々催事やイベントのお手伝いなどをする

という日々を過ごしました。

 

大学を休学し、47都道府県踏破を目指したこの年の話は、以上になります。

 

この1年は、今の僕を築く上で、大きな礎となりました。

当初の予定が天災によって変わったこと。

それによって予想外の色んな素敵な出会いがあったこと。

標高2000m以上という環境で過ごした数ヶ月間。

色んなできごとや出会い、環境の影響で

僕の人生観に大きな変化があったこと。

それによって今後の、そして今目指している、進んでいる道、

進むべきと思う道が見つかったこと。

 

本当に大きなターニングポイントになった1年でした。

 

このことについては、今回は話さずに、

また次回に書きたいと思います。

言わば、「大学を休学して日本を歩いた話」の1と2は、

ただ起きたこと、したことを話しただけで、

次回はこの1年で起こった僕の内面の変化について語っていきたいと思います。

 

それでは、今回もご拝読いただきありがとうございました。

 

小野トロ