歩いて世界一周するまでの話

3年後に徒歩のみで世界一周をします。

なぜ教育なのか 〜僕の目標設定秘話〜 【前編】

こんにちは、小野トロです。

 

このブログは、3年後に歩いて世界一周の旅に出発し、

帰国後に学校を設立し、

日本の教育を改革し、行く行くはお国までも変えてしまおうぜ、

という若者の、その夢の過程を記録していくものです。

 

2014年 京都から東京まで歩き、

2016年 休学して歩いて日本一周を目指し、熊本地震、山小屋バイトを経てマインド改革

 

この記事を書いている現在が2019年なので

徐々に現在に近づいてきたわけですが、今回は2017年の僕についてお話しします。

それを通して、具体的なエピソードを交えながら、どのように現在の目標設定まで至ったかについて書いていきます。

 

2017年の正月でした。

ボランティアの受け入れ先を探すために滞在していた熊本でのことでした。

1日を終え、夕食をとりながらテレビを見ていると、

東北の震災後の被災者に密着したドキュメンタリー番組を放送していました。

内容は、震災後1、2年後より、4、5年後の方が、震災関連死が増加している

というものでした。

 

その内訳は様々でした。

被災して家屋や田畑を失い、再起を図ったものの挫折し命を絶った人。

都心に避難し、震災以前のコミュニティから切り離された状態で精神的に追い詰められ命を絶った人。

最愛の家族を亡くし、1人残され、酒浸りになり、病気を併発して亡くなった人。

 

涙し、悲しんだと共に、今もなおあの日からずっと時が止まったままの人がたくさんいて、

僕らはどうあがいても当事者にはなれないこと、支援者でしかいれないことに、

やるせなさや切なさ、悔しさを感じました。

それと同時に、近い将来に起こる可能性のある、上記のような悲劇は何とかして防ぎたい。

東北でこれ以上、熊本でこれから、そしていつどこで起きるかわからないこれからの全ての災害において、

災害に直接は関係の無い、防災や減災のカバーエリアの外にある悲劇はどうすれば無くしていけるのか。

その為に何をすればいいのか。

 

闘志に火がつきました。

 

そして迎えた2017年4月からの休学を終えて戻ってきた大学生活。

 

サークルや専攻の同期は卒業しており、講義の合間や放課後に暇を潰す相手、飲みに行く相手も極端に減りました。

これは休学・留年あるあるなんですが、必然的に図書館に籠る時間が劇的に増えます。

 

僕は、授業の合間はとりあえず図書館に行き、お気に入りの席に座り、

その日のNBAMLBのハイライトやアイドル番組を一通りチェックし、少し仮眠を取ってから、

読書に耽る。

こういった図書館ライフをほぼ通年過ごしていました。

 

元来読書は好きでしたが、圧倒的に読書量が増え、習慣化されたのはこの時期からです。

両親が本の虫で、特に母は書店勤務や図書館勤務が長く、絵本も大好きで地元の小学校に読み聞かせのボランティアをするほどで、専門的に絵本について勉強したりもしています。

そのような両親のもと育ったので、「本を読みなさい」と無理強いされるようなことはなく、

周りに常に本があったので、自然と僕も本に親しむようになりました。

なので、両親にはとても感謝しています。

天邪鬼な性格なので、きっと無理強いされていたら本は嫌いになっていたでしょう。(勉強なんかも同じで、勉強しなさいなんて一度も言われた記憶がありません)

 

少し話が逸れますが、この時期の読書量は今と比べても多かったと思います。

常に最低3冊はリュックに入っており、平行して読んでいました。

僕流の読書法は、「緊張と緩和」です。

3冊中2冊は、その時学びたいと思った専門書やビジネス書。

あとの1冊は好きな作家の小説。

難しい本で勉強し、緊張した頭を、小説で柔らかくしてあげる。

この方法は今も続けています。今は2冊になりましたが。

僕は伊坂幸太郎さんが大好きなので、この年は伊坂幸太郎全作読み切るキャンペーンをしました。

 

加えて、僕の通っていた大学の図書館が、全国でも有数の蔵書量を誇っていたことも幸いして、

僕の2017年は、読書の年になったと言っても過言ではありません。

ひたすら実地で色んな経験を積んだ2016年。

大学に戻って知識を貪り食らった2017年。

大学生5年目にして初めて、大学に入って良かったと心から思いました。

 

2017年をどう過ごしたかについて書いたところで、今回はここまで。

本当は1回で終えるつもりだった2017年ですが、まとまり切らないので前編と後編に分けます。

 

僕の人生の目標が定まった大事な年なので、しっかり話していきたいと思います。

 

それでは。

今回もご拝読ありがとうございました。

 

小野トロ